司法書士の勉強を続けているジジ。
今日も机の上には、民法、不動産登記法、商業登記法の分厚い本が並んでいます。
最初は「絶対に合格するぞ!」と張り切っていたのに、勉強を続けていると、だんだん疲れがたまってきました。
「覚えても、また忘れる……」
昨日勉強したはずの内容が、今日はうまく思い出せません。
根抵当権、共同抵当、元本確定……。難しい言葉が次々と出てきて、頭の中がいっぱいです。
そして、ジジの心に弱気な気持ちが浮かびました。
「50代から司法書士を目指して、本当に意味があるのかな?」
ももちゃんが教えてくれたこと
落ち込んでいるジジのところへ、ももちゃんがやって来ました。
ももちゃんは、大きな丸を書いた紙を持って、うれしそうに言います。
「ジジ、昨日より一つ知ってるよ!」
その言葉を聞いて、ジジはハッとしました。
全部を一度に覚える必要はありません。忘れてしまっても、もう一度勉強すればいいのです。
昨日より一つでも分かることが増えたなら、それは立派な前進です。
クク試験官から休憩命令!
すると今度は、ククちゃんが民法の本の上に座りました。
まるで司法書士試験の試験官のような顔をして、片方の前足を上げています。
「ニャー!(今日は1問で合格)」
どうやらクク試験官から、無理をしてはいけないという命令が出たようです。
ジジが本を開こうとしても、ももちゃんとククちゃんが本の前から動いてくれません。
仕方なく、ジジは温かいお茶を飲んで、少し休むことにしました。
「休むのも勉強かぁ」
疲れたまま何時間も机に向かうより、しっかり休んでから1問だけ解くほうが、頭に入ることもあります。
休むことは、諦めることではありません。
明日も続けるための、大切な準備です。
50代からの挑戦は遅くない
年齢を重ねてから新しいことに挑戦すると、「今から始めても遅いのでは?」と不安になることがあります。
若い頃のように、すぐには覚えられないこともあるでしょう。
しかし、50代には、これまで積み重ねてきた人生経験があります。
相手の話を聞く力、人の気持ちを考える力、簡単には投げ出さない力。こうした経験は、人の大切な財産や相続、登記に関わる司法書士の仕事でも、きっと役立つはずです。
大切なのは、若い人と同じ速さで進むことではありません。
自分に合った速さで、今日できることを続けることです。
今日の目標は「1問だけ」
休憩を終えたジジは、もう一度テキストを開きました。
ただし、今日の目標はたった1問です。
「よし、明日も1問だけ!」
ももちゃんは両手を上げて大喜び。クク試験官も満足そうな顔をしています。
1問だけでも解けば、昨日の自分より一歩前へ進めます。
その小さな一歩を毎日積み重ねていけば、いつか大きな力になるはずです。
疲れた日は休んでもいい
司法書士試験の勉強は、覚えることが多く、長い道のりです。
「もう疲れた」「自分には無理かもしれない」と思う日があっても、決しておかしくありません。
そんな日は、無理に答えを出さなくても大丈夫です。
続けるか、諦めるかという大きな決断は、元気になってから考えればいいのです。
今日はゆっくり休む。
明日はテキストを1ページ読む。
そして、○×問題を1問だけ解く。
それで十分です。
続けた一歩は、ちゃんと前に進んでいる。
ジジの司法書士への挑戦は、ももちゃんとククちゃんに見守られながら、これからもゆっくり続きます。


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